2016/06/28
喪黒さんの黒ブリーフケースの謎!
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「ポックリ社派遣の、さっ佐江内(さえない)です!よろしくお願いしますグフフ。」
「聞きたいこともあって、少し早めに来ました。ぐふふ。」
と初出勤の佐江内さんは、にこやか且つ丁寧にあいさつしてくれた。
この佐江内さんは容姿と話し方が、マンガキャラの喪黒福造に
とても似ているので、
今後このブログでは喪黒さんというニックネームで呼ぶことにする。
おいちゃー「ああ、はじめまして!おいちゃーです。もうここでは3年以上働いてます。
ところで喪黒さんは給油監視の経験は?」
喪黒「グフフ、都市部で5年ほどやってまして経験ありますよ。」
おいちゃー「じゃあベテランさんですね。」
喪黒「夫婦でここ10年ほど企業寮の管理人をしてたんですが、
私はさらにガソスタ夜間監視バイトも兼ねて働いてたのです。
それで管理人が定年になったので退職して最近生まれ故郷のこの地に帰り、
アルバイトを探してたところ、ポックリ社の募集におっ・・応募して採用されました、グフフ。」
おいちゃー「そうなのですね!じゃあ業務もご存じなので世話はないですね。」
喪黒「実は昨夜研修をおいちゃーさんの裏のシフト番の方のもとでやりまして。」
どうりでにポックリ社の社員が見に来てない訳だ。
喪黒「グフフなので大体はOKです。ただ少し掃除があるようなので説明して下さい。」
おいちゃー「了解!トイレと客待ちコーナー、監視ルーム、スタッフルーム清掃が
2部AM2時からAM8時勤務の方の担当です。掃除道具はあそこ、場内鍵保管はこちらです。」
喪黒「ああそいえば、昨夜もそう聞いてました。グフフありがとうございます。」
そう言ってから、喪黒氏はモーレツ石油スタッフジャンパーを羽織った。
おいちゃー「ところで、黒のブリーフケースはいつも持ち歩いているのですか?」
喪黒「グフフフ~実は私、大学を出て都市銀行に就職し10年ほどでみっ・・見切りをつけて転職、
長い間不動産業に務めたもので、仕事に向かうときは習慣的にバックを持って
いるのですよ。ホホホ」
やはり彼は笑うセールスマンだったのだ!!
おいちゃー「へーでも銀行はほとんどの皆さんが定年まで勤務するのではないですか?」
喪黒「地方銀行は知りませんが、私らの時代は都市銀行にてっ・・定年まで勤める人は
一握りのエリートで、大体の人が10年前後で退職してましたよホホホ。」
おいちゃー「ヘ~そうだったのですか。アッ時間だ(AM2時)ではあと
よろしくお願いします。」
喪黒「グフッ!お疲れ様でした~」
喪黒氏は、なかなか楽しいオヤジだったのであった。
つづく